「ROR:Recognition of Responsibility(責任の認識)」とは、世界的な青年環境活動家セヴァン・カリス=スズキが、2002年5月に大学の友人と作ったものです。先進国に住む大学生として自分たちのライフスタイルが社会や地球全体に与える影響を認識し、自分自身に伴う責任を果たしていこう、という自分自身への宣誓文です。「ROR」では3つの行動指針と18の具体的な行動例を掲げています。「ROR」を提唱した理由についてセヴァンは「国際会議で深刻な環境危機について話し合っているのに、テーブルにはコーヒーの紙コップが置かれている場面に何度も遭遇してきました。自分にできることからはじめないで、どうして地球環境を守ることができるでしょう?」と語ります。

これらの「ROR」を日本に住む私たち向けに改訂されたのが「ROR-Japan」です(次ページ参照)。はじめの具体的データが日本のものに書き換えられています。これまでに1400名の日本人がインターネットやイベントを通じて「ROR」に宣誓の署名をしました。それぞれの地域や国で「ROR」が実践されれば、確実に環境負荷が減り、地球温暖化などの環境問題、南北問題などの社会問題の解決にもつながるでしょう。


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