DECOIN SOS・２００３

★★一刻を争っています。抗議の声をエクアドルに届けてください★★

・スペイン語での手紙例　→→（日本語訳文）


FAX（自動切換えではありません）： (0115932) 256 9861

郵送：Senores Miembros de la Iera Sala
Tribunal Constitucional del Ecuador
Ave 12 de Octubre y Nicolas Jimenez 16-114
Quito, Ecuador

★インタグ新聞より：背景について

★カルロス・ソリージャからの原文
＜showdown in Intag: Communities vs Mining Interests and Government >

エクアドルにおける鉱山開発とコミュニティーの権利をめぐる法的勝負
〜フニンとコタカチ郡　対　政府と鉱山資本〜

違憲審査においての最高裁判所であるエクアドル憲法裁判所は、コミュニティーの権
利と環境保護を尊重する司法判断の先例をつくるか、または多国籍鉱山資本や採掘業
者といった支配的エリートの引き立てに屈託するかという問題で、いづれかの判決を
下そうとしています。

今年５月、コタカチ郡当局は、インバブラ郡インタグ地方と影響の及ぶその周辺の村
議会を代表して、トイサン山脈という類い稀な生物学的多様性を誇る地域での７００
０ヘクタールにも及ぶ銅山（Golden 1 and Golden 2）採掘権に対して、憲法上の差
し止めを要求しました。

この採掘権は２００２年８月に、不審な状況の元での競売によって、一個人へと売買
されています。コタカチ郡内の全８の自治体、地元のコミュニティー、この地域で活
動する各組織、そして郡知事のアウキティトゥアニャ（キチュア先住民族）は、公式
にこのオークションに反対する表明をしてきました。

地裁は、州レベルの判断ではコタカチ郡とコミュニティー側を指示し、被告である大
金持ちや鉱山エネルギー省は、現在この判決を不服とし上訴しています。

差し止め請求では、鉱山採掘権の販売が、地域での協議の優先や、調和のとれた自然
環境でエコロジカルに汚染なしに暮らす権利などを含む基本的人権を侵害することを
訴えており、地裁の判断はその侵害がおこりかねないことを認めています。

また訴えは、この採掘権の販売が、地域の法律をつくり、それに基づいて独自の理念
での発展を実現してゆく地方自治体の権利の侵害をも侵害すると指摘しています。と
りわけ、コタカチ郡には人や自然環境を害する経済活動を禁止し、持続可能な産業や
地域からの発展を推奨しているコタカチ環境条例があり、この法の元ではいかなる鉱
山開発もこの環境条例を侵害することになります。

問題のエリアは、西部アンデス地方の西側山麓に位置し、地球上で２５箇所のホット
スポットのうちの２つ（熱帯アンデスホットスポットとチョコーダリアンー西部エク
アドルホットスポット）を有しています。小農民による植民が行なわれましたが、そ
れでもまだ、豊かな原生雲霧林があり、無数の汚れのない分水嶺を守っています。こ
の森はまた、哺乳類や鳥類といった多くの絶滅危惧種の棲処でもあります。

この場所は、９０年代初頭に、三菱が大規模な銅ーモリデブン（Mo）の鉱床を見つけ
た場所であり、その際は、コミュニティーがデコインや地域の草の根NGOの後押しと、
国内、国際的な世論のサポートと共に開発に反対、９７年に三菱の鉱山キャンプを焼
き払うという形で、開発を阻止をしました。そこと同じ地域です。

この地域の貴重さを捉え、日本の権威ある組織によってつくられた環境報告書は、
以下のことを含む社会と環境の荒廃を予測しています。

ー４つのコミュニティーの立ち退き

ー鉛、砒素、銅、カドミウムとクロムによる、大小河川の汚染。

ー砂漠化と気候の変化につながる大規模な森林伐採
　これは、多くの小農民の暮らしを脅かし、無類の生物多様性を誇るこの領域を荒廃
させる。

ー世界的な生態系保護区である、コタカチカヤパス生態保護区への悪影響。

ー２８種類以上の哺乳類への影響

メガネグマ、ジャガー、２種のサル、
plate-billed mountain toucan（オオハシの一種）を含む多くの鳥類
絶滅が危惧される動物の詳しいリストは、デコインのホームページ参照。
（http://www.decoin.org ）

ーインバヤ文明の考古学的遺跡も脅かされる。


また、鉱山開発が進めば、コタカチ郡が近年取り組んできた、持続可能性や真に社会
的な発展にむけての独特で世界的な影響力をもつ「転換」を危うくしてしまうでしょう。

持続可能性と人権のために立ちあがるインタグとコタカチ郡の人々を応援するために、
あなたの時間を少し提供し、世界の宝であるこの場所を守るために貢献してください。


今が決定的な段階です。極度の圧力を受けている裁判所は、異常にこの件に関しての
結論を急いでおり、私たちに証拠を提出するのにわずかな時間しか与えていません。
手紙、ファックス、e-mailを今日、書いてください。

★★サンプルに、見本のスペイン語での手紙をつけました。



キトの裁判所、およびエクアドル大統領への請願書（スペイン語）に、
あなたのサインをしてください。（その日本語訳文）

この件に関して、もっと情報が欲しい人は以下まで連絡をください。


DECOIN,
Casilla 144
Otavalo, Imbabura
Ecuador
decoin@hoy.net

★★日本語で相談したい方は、ナマクラ担当：藤岡まで★★

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