ナマケモノ倶楽部(THE SLOTH CLUB)
ナマケモノ倶楽部(通称:ナマクラ)は、「ナマケモノになろう!」を合言葉に、1999年7月に生まれた市民グループ(NGO)です。省エネ・平和・循環型ライフスタイルの動物ミツユビ・ナマケモノをお手本に、日本とエクアドルで「スロー運動」を展開しています。世話人を務めるのは、アンニャ・ライト(ディープエコロジスト)、中村隆市(エコ事業家)、辻信一(文化人類学者)の三人。会員は全国で660名、子どもからお年寄りまで年齢層、職業も様々です。
「ナマケる」ことは、だらだらしたり何もしないことではありません。ナマケモノ会員たちはむしろ毎日いそがしい。それはナマケモノのようにできるだけ電気やガスなどのエネルギーを使わずに、地球にやさしい生き方を実践しよう、周りに広めちゃおう、省エネグッズも作っちゃおうと、行動することを楽しんでいるから。
たとえば、エクアドルでは、地域の人たちと一緒にフェアトレード(生産者と消費者の対等な関係をめざした取引)やエコツアーを継続して行っています。“人と人、人と自然とのつながりなおし”をテーマにしたこのツアーでは、コーヒー生産者の話を聞き、一緒に日陰栽培で育てられたコーヒー農園を歩き、また町ぐるみで取り組んでいるエコシティプロジェクトを視察することで、自分の暮らしと生態系のつながりを実感することができます。
昨年10月からは地域通貨「ナマケ」をスタートさせました。「ナマケ」のユニークな点は、@エクアドルの素材タグア(ゾウゲヤシ)とエコパペル(再生紙)を使っていること、A「ナマケ」による寄付が、エクアドルの環境保全活動に還元されること、B硬貨の穴や色が様々で、紙幣もやわらかく土に戻りやすいこと。これまでに54万ナマケ(1ナマケ=1円)が流通し、2000ドルをエクアドルの環境活動に寄付しました。
また日本では、東京都府中市のアンテナショップ・カフェスロー(http://www.cafeslow.com)を拠点に、ペットボトルや缶ジュースを飲むかわりに自分の水筒を持ち歩こうという「すいとう運動」(博多弁のすいとう=I
love youにかけている)や、電気を消して暗闇を楽しむ「自主停電運動」を提唱・実践してきました。2003年6月22日(夏至の日)には“電気を消してスローな夜を”をキャッチコピーに、全国の市民・企業・自治体を巻き込んで「100万人のキャンドルナイトプロジェクト」を企画、大成功をおさめました。
これらのキャンペーンに共通するのは「〜せずに〜しよう」という提案型の「ZOONY」思想。私たち一人ひとりの参加が世界を動かすことを信じて、これからもみんなに「ナマケる」ことをすすめていきます。
あなたも一緒にナマケモノになってみませんか?
■ナマケモノ倶楽部:〒136-0072東京都江東区大島6-15-2-912 ホームページ:
http://www.sloth.gr.jp
<会員募集中!>会費は毎月300円(年間3600円)。
郵便振替用紙に「会員希望」とお書き添えの上、下記の郵便口座にご入金ください。
「00170−6−141662 ナマケモノ倶楽部」
・・・「ROR公式資料集」目次へ・・・