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カナダ・セクウェップムウ民族への連帯表明


詳しくは、セクウェップムウに関する日本語ページへ!
(11月16日、東京・明治学院大学白金校舎にて、講演会開催!)

 カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州北東に居住するカナダ先住民族セクウェップムゥは現在、日系企業などによる大規模リゾート、「サンピークス・リゾート」開発によって苦境に立たされています。サンピークス・リゾートは 1992年に日本ケーブル社がリゾート地開発のために購入したもので、2000年には日本円で約65億円の予算で拡張事業を開始しています。スキー場、ゴルフ場およびマンション型宿泊施設を有する大規模な総合リゾート地の建設のために森林の伐採が行われ、それによる生態系への影響は避けられません。すでにムースや鹿の頭数が減っているという報告が出ています。サンピークス・リゾートがある地域は、セプウェップムゥ民族が長年生活の場としてきたところであり、彼らの伝統文化はこの地の自然環境のとともに育まれ、継承されてきました。先祖代々暮らしてきた土地の自然環境保全のため、そして伝統文化を継承するため、ウェプウェップムゥの人々は政府や開発側の執拗な圧力や嫌がらせにあいながらも抵抗を続けています。

 辻信一は、今年夏サンピークス反対運動とその支援団体の要請を受けて、現地ネスコンリス・ダグラス居留地とリゾート開発現場を視察してきました。80年代のバブル期における日本の国内外でのなりふり構わぬリゾート開発が再現されているような様子を見て、呆然とするとともに、これに毅然として立ち向かって伝統的な領地とその生態系を守ろうとしているセクウェップムゥ民族の人々の姿に感動しました。このセクウェップムゥの人々は、コタカチ・インタグの人々と同様に住民の意志による持続可能な地域の発展をめざしています。

 11月中旬に首長ほか2名が来日し、東京と北海道で講演会を行います。明治学院大学でも16日に白金キャンパスにて、「経済開発と先住民族の権利」というテーマで講演会を催します。今回の来日を機会に今後の交流を計っていきたいと思います。企業へ向けたリゾート開発反対キャンペーンに協力するだけでなく、今後エコカルチャー・ツーリズムやフェアトレードなどを通じて、彼らを支援できればいいと考えています。

2002年10月30日
ナマケモノ倶楽部世話人 辻信一、 中村隆市

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