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コラム:ナマケモノは怠け者?

 

ナマケモノは中南米の熱帯雨林に生息する、ほ乳動物です。地上約10メートルか ら30メートルの高みで木の枝にぶらさがってのんびりと一生の大半を過ごすこの 動物は、何世紀にもわたって「怠惰」「鈍感」「低能」と呼ばれ、さげすまれて きました。しかし、違うのです!

徹底した低エネ・ライフスタイル

ナマケモノは普通の動物の約半分の量の筋肉で生活しています。筋肉が少ない分、動きはスローですが、逆に細い木にも登れ、それだけ敵から襲われる心配もありません。また、枝にかぎ爪をかけてぶるさがったまま食べたり眠ったりと、とにかくエネルギーを使いません。少ないエネルギーがいよいよ少なくなるとただじっと朝を待ちます。そして朝、木のてっぺんに登って日光浴をし「再充電」をするのです。

 

究極のリサイクル精神

危険を承知の上ゆっくりと木の根元まで下り用を足すナマケモノ。地面に浅い穴を掘ってそこに糞をした後は枯れ葉でそれを覆うことも忘れません。実はこの一見ささやかな排便習慣が、木々にとっては重要な意味を持ってきます。ナマケモノは、自分たちを養っている木に葉を食べて得た栄養価の半分を返すことで、自分の命を支える木を逆に支え、育てているのです。



ナマケモノ流「共生」

これまでナマケモノは一種類の木しか食べないと言われてきましたが、実は90種近く食べることがわかっています。それぞれに自分の好きな木の間を渡り歩いて暮らすことで、仲間どうしの競争を避け、棲み分けを実現しているのです。またナマケモノは自分の食物に対する好みを子どもに伝え、母親は子どもが自立する時に自分の木の一部を譲り渡します。

ナマケモノ的生き方のススメ

もし私たち人類が「より速く、大きく、強く」をモットーに、大量生産・大量消費経済、科学至上主義の道を走り続けたとしたら、私たちの未来はどうなると思いますか?木の上でののんびりとした低エネ、非暴力平和、共生、循環型ライフスタイルを持つ彼らに学び、私たちの生き方を考え直してはみませんか?

 

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