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地域通貨「ナマケ」 トピックス |
【レポート】 スロービジネス見本市 |
ナマケモノの皆様、こんばんは。東京都江戸川区在住、田島俊介です。3月8日(日)スロービジネス見本市にレポーターその3として行ってきました。遅ればせながら、感想・報告を書かせていただきます。
■天野敦之さんのお話
先に馬場さん・瀬戸さんがレポートで書かれていましたが、僕も天野さんのお話で心に残ったことのひとつに「ワクワク感」があげられます。天野さんにおいて人生とは「魂の成長のプロセス」で、魂が成長するには、魂が喜ぶこと=ワクワクすることが必要ということをゴルフの例を用いて説明していました。
「ゴルフで球を打って、すべてがホールインになったらつまらない。練習して、上手くいかないこともあるけど、何度も練習すると上手になるからワクワク楽しい」と。
天野さんはこの例を何気ない感じでおっしゃっていたのですが、「上手くいかないことも含めてワクワク感」というのを気づかせてくれた一言でした。
■藤岡亜美さんのお話
天野さんに続いて、お話してくださったのは、スローウォーターカフェ代表、藤岡亜美さん。藤岡亜美さんのお話は過去に何度か聴いたことあるのですが、いつも思うのは「たのしそうに話す」ということです。そして、そのお話は聴く側までワクワクしてしまうワクワクするお話。まさにそれがスロービジネスをしている人のパワーなんだなと思いました。実際、上手くいかなかったこととそれを乗り越えてきた具体例もお話くださって、天野さんのお話を振り返りながら、聴くことが出来ました。
最後には、今年、東京都北区にOPENする「北のハチドリ」というショップ、そして半農半Xのモデル農家民宿「fincaバランス」についても少しお話ししてくれましたが、これまたどちらもワクワクをそそるお話で、たのしみです。
■出展者10人のスロービジネスプランスピーチ → 投志ゲーム
藤岡亜美さんのお話の後、本日の見本市の出展者10人のスピーチが行われました。スピーチされた皆さん、それぞれどれも個性的で魅力的なものでした。10人皆さんに共通していたのは、みんなそれぞれ自分のスロービジネスに強い想いを持っているということでした。強い想いを持った10人のお話は聴きごたえ十二分にありました。その想いを存分にスピーチしたあと、いよいよ投志ゲームのスタート。
スピーチを終えた出展者は各自ブースにスタンバイし、やってくる投志家の質問などに受け答え。この時間、会場は熱気であふれました!各ブースでは次から次へと質問が飛んでいて、また、受け答える担当者たちも熱い!まるで、築地の魚市場のようなにぎわい。
僕も“投志家”として、ブースを見て回りましたが、にぎわいがすごくて、すべてのブースのお話をがっつり聴くことができませんでした。。。お話を聴けたブースで、おもったこと・感じたことをちょっとご紹介します。(全員の感想、紹介できなくて、ごめんなさい。また、実際に投志した方という訳でもありません。)
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【ちょーでんじビジネスの玉置さん】
電気のある所には必ず発生している現象=電磁波問題を知ってもらうことが必要とおっしゃていて、そのためのセミナーやワークショップ、冊子の作成をしたいとのこと。「これは新しいな!」と思いました。電磁波というと、名前は聴いたことあっても、実際、どの程度人体に影響を及ぼすとかは、素人では調べられないので、それを分かりやすく、セミナーや冊子で紹介してくれたら、需要はあるなと思いました。
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【スロー化学研究会の岡村さん】
岡村さんは化学を勉強してきて、お仕事もケミカルエンジニア。化学の危険・難しいといったイメージを変えたい、もっと身近に・家庭に伝える科学といったことをコンセプトにスロービジネスを展開。ブースではどこでも売っている素材(名称忘れました)を使って、入浴剤を実際つくって見せてくれて、高校生ぶりくらいに化学にふれて、すごく新鮮でした。そういったことを実際WSにもしているとのことで、たのしみながらできる化学WSはいいと思いました!
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【ゆったりおったりの森の風間さん】
風間さんは何でも買うではなく、自分でつくることが大事とおしゃっていて、ゆったりおったりの森という場では、みんなで竹細工、木工、キャンドルづくりなどなど手づくりして、作品を発表・販売していきたいとのこと。そういう「ゆったりおったりの森」という場、僕はその「ゆったりおったり」という言葉のスローな響きがすごくいいなと思いました。
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【マヤナッツフェアトレードの大田さん。】
ご自身がグアテマラを旅したことをきっかけにして、知ったグアテマラ・マヤの森の問題を救いたいという想いから現在、既にフェアトレードを展開。そのマヤナッツのコーヒーを試飲したら、美味しい♪フェアトレードをグアテマラという国で展開している事例ははじめて聴いたので、グアテマラという国・事情を知るいいきかっけになるなあと思いました。
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どこに投志するかはどれも甲乙つけがたく、相当悩みました。僕は以前、株や投資信託を買ったりと、いわゆる「投資」をしたことがあります。そのときは、投資する会社が何をしているかとかではなく、儲かるか儲からないかの視点で、投資先を決めていました。
でも考えていて、「投資」でなく「投志」ということを思い出し、利益云々でなく、自分の心の動きに立ち返えることが大事だと思い、自分の「ワクワクセンサー」が強く反応したところへ投志をしました。これが、本来の「投資」→「投志」なのでしょう。
■スロービジネス
当日の会場には「キミを幸せにするビジネス スロービジネス見本市」と書かれた大きな看板がありました。その看板が言うように、見本市で講演をして下さった、中村さん、天野さん、藤岡さん、10人の出展者の皆さん、出展者をサポートする皆さん、会場の皆さんは僕に勇気をくれ、幸せな気分にさせてくれました。『スロービジネス』という本で中村さんが次のように語っています(200頁)。
「スロービジネスはいのちを大切にする仕事だと言ったけど、いのちを大切にするというのは、いろんな意味を含めているつもりなんです。人のいのちや他の生物、自然環境、あるいは次の世代のいのちも含めて言ってますけど、もうひとつは、自分自身のいのちを大切にしようという意味です。」
「自分自身を大切に」というのは天野さんもおっしゃっていました。見本市で幸せな気分をもらった僕は、その幸せを得た自分自身のいのちを大切にしようと思います。そんな僕が仕事で幸せを体現できれば、また同じように他の誰か(キミ)に幸せを与えられるかな。そんな循環が続くことで、「幸せがいいにくい社会」が解消されるといいなと思いました。
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3/8 スロービジネス見本市
ナマケレポーター :その@ 事務局@馬場直子
そのA なまくる@瀬戸淳子
そのB なまくる@田島俊介 |
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