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地域通貨「ナマケ」 トピックス |
【レポート】 国際有機コーヒーデー&カフェスロー8周年記念イベント |
こんにちは。なまくる田島です。
5月17日(日)、国際有機コーヒーデー&カフェスロー8周年記念イベント 南米エクアドルよりお客様を迎えて。
「手作りの平和−手つむぎの暮らしと分かち合いのスロービジネス」にナマケレポーターとして行ってきました
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2001年OPENしたカフェスローは今年5月22日で8周年。
2002年カフェスローがOPENした5月22日を「国際有機コーヒーデー」とナマケモノ倶楽部が提唱。 「国際有機コ
ーヒーデー」とは世界の有機コーヒーと、その作り手、そのつながりを世界的にお祝いする日。カフェスロー8周年と「国際有機コーヒーデー」を記念して開催された今回のイベントのレポートをさせていただきます。
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■地域通貨マーケット
当日、カフェスローの中庭には地域通過マーケットも開催されていました。
7〜8店舗ほどあったでしょうか。僕はイベントが始まる前に覗かせていただきましたが、ほとんどみんな、手作 り商品で見ごたえ十分!
まず僕の目を引いたのは里芋。なんとそこで売られていた里芋はカフェスローの裏の畑で採れたとのこと。まさ に地産地消!フードマイレージ最小だなあ!と思いながら、1袋購入しました。 |
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福島からやってきたきとす縄文生活研究所さんのお店では、クイズに全問正解すると、50円の買い物券プレゼントという企画をやっていました。
かなりヒントをもらいながら、なんとか正解に漕ぎ着き、購入したのが、血中コレステロールを低下させるエゴマの種!軽く炒ってゴマのように食べられるし、ひとつまみ植えると発芽するとのことで、これはたのしそう!どっちもやってみようと思い購入しました。
そんな感じで地域通貨マーケットを見て回っていると、あっという間に時間が経って、イベントの開始時刻になりました。 |
■第一部 “全くの別世界”
トークイベントは二部構成で行われ、合間に素敵な音楽LIVEがありました。
第一部は南米エクアドルよりサイザル麻「カブヤ」のつくり手、シルビア・ベタンコールさん、ノルマ・ボラニョスさん、その商品作りを共にしているスローウォータカフェ(有)の藤岡亜美さん、聞き手にナマケモノ倶楽部世話人の辻信一さん、の4人でトークが展開しました。通訳はナマケモノ倶楽部理事でエクアドルに8ヶ月の滞在経験もあるという横山理絵さん。
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シルビアさんは、現在28歳ととても若い方で、「グルーポ・ムヘレス・メディオ・アンビエンテ」というカブヤ
作りの女性グループのリーダー。最初の挨拶で「私たちの経験をわかち合うことに感謝」とおっしゃっていて、とても礼儀正しい素敵な方でした。
ノルマさんはグループでは「スーパーノルマ」と言われるほどで、ノルマにできないことは何もないと頼られる存在とのことで、とても笑顔が素敵な方でした。
お2人のお話からは、やはり日本とエクアドルの生活・生活観の違いに焦点があてられていきました。
シルビアさん・ノルマさんたちのグループは毎月1回ミーティングをしているそうなのですが、そこには1時間歩いて来る、または、馬に乗って来る人もいると何気ない顔をして言っていました。ここに辻さんが注目して、「今の日本でミーティングをするのに1時間も歩くなんて、ほとんどの人がしないでしょう。」というようなこと
をおっしゃりました。時間の流れ・時間感覚の違いをまざまざと感じました。
そんなふたりは日本のことを「全くの別世界」と表現していました。「日本は何でも買って、エネルギーもたく
さん使って、食べ物さえ買う。」「何で、そんなに何でも買わなきゃいけないの?」というような質問をしました。
この質問の答えは・・・それぞれの人が自分に問い、ライフスタイルの中に答えを出していくべきなのでしょう。
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■松谷冬太さん音楽LIVE
松谷さんはソウルフルな歌声を震わせるシンガーソングライター。
松谷さんは辻さんの著書を読んで、辻さんの大ファンになったという方。
松谷さん、辻さん、共にブラックミュージックが大好きとのことで、以前お話し意気投合し、辻さんが今回カフェスローにお呼びしたしたとのことです。
松谷さん、とても素敵な歌声で空間を演出してくれました♪3曲目でしょうか、「アメイジング・グレイス」を歌われたときは、とても心に響きました。
最後には、この日のために創った曲「森のうた」を歌ってくれました。
「ゆるやかに つながっていく ぼくのともだち もりのうた〜♪」
またぜひ聴きたいミュージシャンとなりました。
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■第二部 “自分にとってフェアトレードとは?”
第二部は(有)カフェスローの吉岡淳さん、(有)スローの小澤陽祐さん、第一部に引き続きスローウォーターカフェ(有)の藤岡亜美さん、ナマケモノ倶楽部世話人・辻信一さんの4人でトーク。
上記3社はナマケモノ倶楽部から生まれたスロービジネスを展開する会社。
トークの前半はどのようにスロービジネスを展開して今までやってきたのかに焦点が当てられました。吉岡さんや小澤さんは最初、上手く行かず、赤字の時期や苦戦した経験のお話もしてくれました。小澤さんは「おじゃ(小澤さんのニックネーム)でもできたんだから自分でもできる、と皆に思ってほしい」と言っていて、その言葉に微笑むとともに元気をもらいました。
内容は徐々にフェアトレードの話へ移っていき、辻さんが、「自分にとってフェアトレードとは?」という質問を他の3人に投げかけました。
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3人からでてきたキーワードは「つながり」「一緒にやっていく」「認め合う」「生き方」などなど。
そして辻さんがそれを受け、フェアトレードとは誰と誰のフェアなのかを考えたとき、ひとつは「北と南」、それから「人間と自然」、そして「今生きている我々と未来の世代」と言いました。
こう考えると、フェアトレードとは単に日本とエクアドルに限らず、僕らの日常で意識すべきことなのだと、再度気づかせてくれました。
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■最後に “感謝”
僕は、ものを売り買いすることは、感謝の流れだと思っています。昨年フェアトレードについて詳しく知りたく、ナマケモノ倶楽部主催のフェアトレードのロールプレイングワークショップに参加しました。
そこで、コーヒー生産者の役を演じ、痛い思いをしました。そして、フェアトレードが感謝の流れだと分かりました。
日本では取れない美味しいコーヒーをくれて、ありがとう!という心を大切にするトークゲストの皆さん、ありがとうございました!!
そして、その心を大切にする国際有機コーヒーデー、カフェスロー8週年、おめでとうございます!!
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