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【レポート】ニコラ&ダリオ ローカルツアー@新潟ささかみ NEW!

みなさま、こんにちは。事務局の岩澤です。エクアドルの環境活動家のニコラさん、ダリオさんが約2週間日本に滞在していました。その間、二人は東京を始め福岡、熊本、新潟、神奈川などを訪れました。
今回、私が同行した、新潟県阿賀野市ささかみのローカルツアーをみなさまに報告します。

パルシステム・山本さんのご案内でささかみを訪れました。ここは「ゆうきの里」と宣言した場所です。阿賀野市ゆうきセンターで生産される良質なモミガラ堆肥「ゆうきの子」を使用し、環境保全型農業に熱心に取り組んでいます。

   

【第一日目】
福島潟を訪れ、そして石塚さんの田んぼ、糸蚯蚓神社、鶏小屋、ぼかしをみました。

石塚さんは、放棄耕作地となっていた田んぼを借りて有機栽培でお米を育ています。ふゆ水田んぼなど昔ながらの手法を使い、かつての田園風景を取り戻そうと活動をしています。新しいことをやっているのではなく、江戸時代の農法。昔のやり方に戻っているだけと、石塚さん。

ヤギが田んぼの近くに飼われていて、石塚さんが近付くと嬉しそうに近寄ってきました!そのヤギたちの乳、そしてチーズはとても美味しかったです。 生物が生物を生む。そして生物が多様性になっていく。 糸蚯蚓(いとみみず)は田んぼを修復してくれるすごい生物なのです。なんと石塚さんは神社を作ってしまったのです。私たちも手を合わせ拝みました。



わたしたちは、オリザささかみ自然塾の石塚美津夫さん・節子さん宅にファームステイしました 。

夕食は大豆料理に郷土料理のオンパレードでした。枝豆、おからと野菜たっぷり炒め、豆腐3種、芋の根のずぃき、菊の花、むかご、のっぽ汁、山羊のチーズ、えごまのふりかけおにぎり。 すべてとても美味しく、ずっと食べ続けて話し続けていました。
そしてなんと石塚家の食卓は地産地消率70%!!フードマイレージは半径500メートル以内!のもので暮らしをまわしていけるようにと、様々な工夫を個人で、そして地域で取り組んでいらっしゃいます。
【2日目】

朝食はわらの菌からできた自然の手作り納豆をいただきました。市販のものよりも臭みがなく、とても美味しくいただきました。そして山羊のお乳。
節子さんの畑を見せていただきました。ニコラはえごまやピーマンを採取。えごまはシソ科で見た目も似ていれば、匂いを嗅ぐとやはりシソのような匂いがしていました。
えごまは刈り取って、稲のように乾燥させる。そしてえごまの地面にたたきつけ実を落とす。そして、殻と実の選別。それから洗って、乾燥・・・とても手間がかかっています。えごまが大変貴重な理由がわかりました。ダリオは上手だねと山本さんに褒められていました。

資源循環モデルとしての堆肥センターへ。こちらは国の助成金事業で建てられました。当初、堆肥のために使うとはと、反対されます。しかし、現在も事業が軌道に乗り、続いているのは数少ない内の一つだそうです。

ふつうは廃棄されてしまうおからや籾殻を農家から無料で引き受け。また牛の尿、鶏牛糞、を牧場の人が糞尿を持ってくる。それらを堆肥として加工し販売しています。冬になるとボカシ(堆肥)風呂に入れます。じんわりと身体が温まり、とても気持ちが良いのだとか。まだ発酵途中ですが、ダリオさんも体験?!

ニコラさん、ダリオさんは「これは何?」といつも質問していました。 今回のささかみツアーは、実際に有機農業をしている二人にとって目に映るものすべてに対して、「エクアドルでやってみたらどうだろうか」と考えているようでした。何でも吸収しようとする、みなぎるエネルギーは一緒に過ごしていつも感じることができました。今度バイーアには行ったときには、 日本の食物や日本のアイデアと遭遇できるに違いないと思います。私はまだ行ったことがないのですが、きっと2回目の人も新たな出会いができるでしょう!とても楽しみです。

10/24-25 ニコラ&ダリオローカルツアー@新潟ささかみ

ナマケレポーター&フォト@事務局 岩澤

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