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ハチドリワークショップは長野では初めてとなります。事務局からは馬場さん、田中さん、岩澤さんに来ていただきました。参加された東京の有衛さんが「渋谷の事務局みたい」というように全員集合でした。そもそも、長野で開催したきっかけは、8月に馬場さんがお子さんを連れて長野へ来られた時に、長野でハチドリやりたいねという言葉から軽い気持ちでスタートし、ナマケモノが増えるといいなあということでした。
マニさんが辻さんと会ってカフェを開こうと決意したことや現在有機野菜や大豆レボリューションの活動をしていること、アフリカへ行ったときに感じた経済格差などのお話をされました。ちなみに「ずく」とは長野の方言でやる気とか元気、手間のようなことを意味しており、「ずく」がない人のことを「ずくなし」といいますので、ある意味スローに通じるものがあります。成田住職からは地域の中にあるお寺がコミュニティ形成の場としての可能性を持っていて、地域ボランティアによって介護施設を運営したり、学生といっしょにカフェやイベントを行ったりしていること、いま新しいカフェの準備をしていることなどが報告されました。馬場さんの軽快な突っ込みで会場のみなさんも熱心に聞き入っていました。 トークの後コーヒーブレイク、マニさんに協力してもらってコーヒーはもちろん「ハチドリのひとしずく」を用意しました。会場は実は木工室です。ここを選んだのはこの建物で唯一コーヒーを飲んでもいい部屋であること、それとワークショップをするのに机や木のいすがなかなかいい感じなんです。
ワークショップは4班に分かれて、トークを聴いた感想や今自分が興味や関心をもっていること、これからやりたいことなど自由に話していただきました。1時間ぐらいを予定していたのですが、お互い熱いお話はなかなか尽きず、慌ただしい発表となりました。
参加していただいたみなさんからは、いいイベントだった、つながりができた、いろいろな考え方があって面白かったなど喜んでいただけました。
イベント後の交流会は、マニさんの「ずくなし」で地域の食材を使ったおいしいお料理、みんなすっかりうちとけて大家族で食事をしているような雰囲気でした。
最後は信州伝統の万歳で終了となりましたが、地域に残っている文化も大切にすることでどんどんおもしろくなっていくような気がしました。
遠くまできてくださったみなさん、会場の準備から応援してくれた地域の仲間たち、参加者みんなに感謝しつつ、こんな楽しいイベントならまたやりたいなと思いました。
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