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【レポート】 100万人のキャンドルナイト冬至 Forest in me
        〜アンニャの、世界の森から見えること〜
みなさま、こんにちは。11月29日(土)、なまくるになりました田島と申します。12月20日(土)カフェスローで行われた『100万人のキャンドルナイト冬至 Forest in me 〜アンニャの、世界の森から見えること』になまくるスタッフとして参加させて頂きました。

この日はナマケモノ倶楽部の世話人3人がそろう滅多にない日で、しかもナマケモノ倶楽部の年内最後のイベントで、しかもキャンドルナイトというとても充実した内容でした。まだ“なまくる”になったばりの田島が今回、そのレポートをさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします!

今回、受付は、棚橋さんと新なまくるの鴫原さん、きむさん、大月さんが交代で担当しました。18時半開場で少しずつお客様が集まりはじめ、最終的には多くの方にイベントに起こし頂きました。
 
イベントはまず馬場さんの「心のスローを取り戻しましょう」という心温まる挨拶ではじまり、アンニャ、辻さんにバトンタッチして、第1部がスタート。

第1部はアンニャが話して、辻さんが通訳するという形で進行しました。アンニャは今年6ヶ月間過ごしたエクアドルでの話をしてくれました。印象に残った言葉とその僕の感想ををいくつかあげたいと思います。
■アンニャ:「日がある間はやることがいっぱいでスローではないかもしれないけど、そのひとつひとつが雑念のないピュアな生活」

…“雑念のない”という言葉を聴いたとき、僕はドキッとしました。今の自分の生活に“雑念がない”と言い切れるか・・・考えさせられました。

■アンニャ:「電気がないので夜は毎日がキャンドルナイト。ホタルがキャンドルの灯り。」

…東京に住んでいる僕は、夜でもどこかしらで電灯が点いていて、完全な暗闇というのはあまりないのが当たり前になっていましたが、
そもそもは電気のない生活が当たり前だったのだなという感慨に耽りました。

■アンニャ:「子どもたちを学校に行かせなくていいの?と訊かれることがあるけど、子どもたちにとって大自然の中で遊ぶこと、これに勝る教育はない。」

「日本に帰ってくると、うちの子どもは非常に自由・クリエイティブと言われる。この自由が決定的に大事な時代(=turning point)になっているのではいか」

…アンニャの子ども、パチャ、ヤニともはじめて会いましたが、本当に「自由」という言葉がぴったりくる子どもでした。恥ずかしがることなく、記念撮影に入ってきたり、突然踊りだしたり、イベント中も会場を駆け回っていました。
合間にアンニャの曲が「Be Live Slow」を。 「Go slow〜♪Go slow〜♪」

また途中、辻さんから。

辻さんは今年ブータンから帰国したとき、「世界1400兆円失う」という新聞の見出しをみて、次のような疑問を抱いたそうです。

「世界って誰なんだ??」と。

誰に訊いても分からなかったそうです。ただ、本当に何かがおかしくなっているぞという実感が僕たちへのなげかけなんだ、とおっしゃっていました。
第1部の最後は、「エクアドル」という曲で終了しました。「Oh Ecuador♪」
休憩の合間にキャンドルの点灯が行われ、第2部はキャンドルナイトでスタート。

2部は中村さん、藤岡さんも加わり、アンニャ、辻さんとクロストーク。2部の最初に人差し指1本で“Love”、人差し指と中指の2本で“Peace”、そこに薬指を加え指3本で“Life”というのを、皆でやりました。「だから、写真を撮るときナマクラの人たちは指3本だったんだぁ」と知った田島です。

2部は4人のトークが飛び交いました。ここでも印象に残った言葉とその僕の感想ををいくつかあげたいと思います。
■中村さん:「フェアトレードは援助というよりは、現地の人たちの生き方を知ってもらうこと」

■藤岡さん:「豊かさってなんだろう?って考えた時に実はフェアトレード商品の産地の人たちの心は豊か。むしろ豊かさを失っているのは私たち。フェアトレード商品の産地の人たちの生き方に近づくのが本当の“フェア”ではないか。」

…豊かさの定義についてはいろいろあると思いますが、僕ら東京の人たちが豊かかと問われれば、僕も違う気がします。よく言われますが、物質面は豊かでも、精神面では豊かさが欠如しているのが今の東京なのでしょう。

本日3曲目はナマケモノ倶楽部ホームページで無料ダウンロードできる「global warming song」を。「森や山が乾いてゆく、鳥が舞い、魚が泳ぎ、人が歌うこの星、残すために歩く道はもう一つだけ〜♪」

4曲目はキャンドルナイトをテーマにした曲「CANDLE NIGHT
途中、中村さんの紹介で福岡県ゆっくり村で月5万円の生活をする後藤彰さんが登場。

家賃無料の築50年の小屋に在住。水は井戸水。風呂は五右衛門風呂。テレビ、エアコン、冷蔵庫はなし。「社会人時代に比べ給料は半減したけど、楽しさは2、3倍」ととても笑顔で語っている姿が印象的でした。

最後の曲は辻さんのリクエストで「Thinking Like A Mountain」

Earth is my body♪Water is my blood♪
Air is my breath♪Fire is my spirit♪
 
キャンドルの炎がゆれるなか、アンニャの声は深く僕たちの耳に残りました。

何が正しいか正しくないかそれを判断するのは、誰でもなく、自分の感覚、感じたままに動いていいのだと教えてくれました。何のための経済、何のために生きるのか、辻さんが「究極は生き方がメッセージ」とおっしゃていたように、現在の状況を悲観するのではなく、みんなが生き生きとした生き方をすることが、現状を変える方法なのでしょう。

最後の辻さんのメッセージを紹介してレポートを終わりにしたいと思います。

■辻さん:「今までは足し算、足し算できたけれど、これからは引き算の時代です。引き算、引き算、引き算していくことで、豊かさ、幸せが見えてくるのではないでしょうか・・・。」
※左から、受付をしてくれた棚橋さん、鴫原さん、田島さんの受付男性三人衆。

12/20 100万人のキャンドルナイト冬至 Forest in me
〜アンニャの、世界の森から見えること〜

ナマケレポーター:田島俊介@なまくる
フォト:事務局 小林祐哉

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