エクアドルスローツアーVol.6 <Sep 2006> 「人と人、人と自然の繋がりなおしの旅!」
エクアドルってどんな国?
エクアドルは南米赤道直下にある日本の約3分の2、人口約10分の1の小国です。6000メートルを超えるアンデスの山とそれを取り囲む山麓の雲霧林から、東部アマゾン源流地帯の熱帯雨林や西部海岸地帯のマングローブ林まで、様々な生態系がモザイクのようにこの国をつくっています。また文化的にも、19言語が存在するほど、多民族多文化に恵まれており、それがまたこの国の豊かさを物語っています。
しかし、この地上の「楽園」エクアドルは同時に、近年世界でもっとも急激な森林破壊に見舞われている国でもあります。すでに9割以上の原生林が 失われたとも言われています。そんなエクアドルで今、その豊かな文化や生物多様性を損なわない、持続可能な地域発展のあり方を模索する動きがあちこちに生まれ、ひとつの大きな流れになろうとしています。
エクアドルスローツアーとは?
ナマケモノ倶楽部の「スロー」とはつながり。そして、いのちを大事にするということ。スローツアーは、エクアドルの自然の中に身を置き、スローを実践しているその地の人々との交流を通し、肌で「スロー」を感じてもらうことを目的としています。「今、ここ」を感じることで、人と人、そして人と自然のつながりを、そして自分のライフスタイルを見直すきっかけづくりを目指しています。
エクアドルスローツアー訪問先目玉
●バイーア・デ・カラケス(Bahia de Caraquez)海岸沿いの町。熱帯雨林、マングローブ林、熱帯乾燥林と想像を超える多種の森に囲まれている。90年代に様々な災害に見舞われた後、町の再建の道として、『エコ・シティー』を選び、2006年で7年目を迎えた。この小さな街が与える訪問者へのきっかけは、想像を絶する。また、雨季には、バオバブの仲間“セイボ”の木は一面グレーに姿を変え、森を不思議な景色にする。
→スローキーワード:バイーア・デ・カラケス
●コタカチ(Canton Cotacachi) 先住民キチュア族、メスティソ、黒人など文化的に豊かな山間の郡。ここでは、先住民族出身初の知事さんを中心に環境保全郡宣言を行い、参加型民主主義が実施されている。またキチュア民族の文化に触れるコミュニティーツアーも。 →スローキーワード:コタカチ
●インタグ (Zona de Intag) ナマケモノ倶楽部のフェアトレードの中心であるコーヒーの生産地。熱帯雲霧林を守りながら、住民の生活を支える、コーヒーという経済的オルタナティブを見出した。生産者たちとそのストーリーに迫る。 また、今回は、乾季のみ入れるフニン村を訪問!自分たちの使命を明確に意識しているフニン村の人々と、世界が誇る壮大な森を訪れます。 →スローキーワード:インタグ
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