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ナマケモノが見たピースボート経由世界社会フォーラム
第3回 ワークショップ報告

 ナマクラの皆さんこんにちは。あきらごとう@ムンバイ(旧ボンベイ)です。今、明日に下船を控えたピースボート上から文章を作成しています。

 さて、今日は1月11日に行った第三回目のワークショップの報告をします。3回目は憲法9条関係で行こうか?と考えていました。

 あーでもない、こーでもない、どういった話に持っていこうか?と悩んでいましたが、もうちょっと「スロー」という考え方そのものを深めた方がいいのではないか?ということになりました。さらに、前回までのワークショップに参加してくれた方々から「ナマケモノ倶楽部の方々の個人的な考えとか生き方とかをもっと知りたい」というコメントももらっていました。だったら、メンバーが「私にとってのスロー」みたいなことを「おすそ分け」してみる?ということになりました。
ということで、第三回目は「スローって何だ?」というタイトルでイベントを打ちました。

 遊び心満載。船の上で「ナマケモノ」に共感をしてくれたWSFチームの仲間である猪俣真実子さんも「スロー」を語ってくれました。

 会場のカーテンを締め切り、室内ライトも消しました。光を弱くした数本のスポットライトのみの照明にしました。薄暗い異空間。キャンドルが使えれば最高だったのですが、船内は火事が一番怖いので無理でした。

 お客さんは35名ぐらい入りました。みんなで車座になって話をするというスタイルを取りました。


暗闇の怪しい空間に車座が

 ディジュリドゥーという楽器の音でスタートさせ、「すいとう」をトーキングスティックに見立てて喋る人に受け渡していくスタイルを取りました。マイクを使わずに水筒を受け取った人が話すというスタイルにしたわけです。

 各ナマケモノが何を話したかを簡単に紹介しましょう。

 後藤「スローとは新しい文化を創り出していくために止まって考え、感じ、語り合うこと。そこから新しい現実のソウゾウが始まる。」

 高橋サムさん「スローライフは押し付けられるものではなく、あくまで自分のペースで生きること。今という瞬間を生きること、そして愉しむこと。」キャンドルナイトの話なんかも盛り込んでくれました。

 猪俣さん「マクロビオティックというスローフードの方法があり、それは本質的にスローなこと。食を考える事は、自分自身や身体のありかた、食べてもらう家族との関係にバランスを取り戻す事」

 猪俣さんは「皆さん眠くなってませんかぁ?じゃあ皆さん立って下さい。インド舞踊の練習をしましょう!」と即席インド舞踊講義もしてくれました。

 高橋ケン君「『スローイズビューティフル』の一説「スピード狂」を暗闇朗読」
ドスの効いた太い声で展開されるケン君の朗読は一字一句が暗闇を介して僕らに染み入るようでとても素敵でした。

 全体的に落ち着いたゆるい雰囲気で好評でした。来てくれた人々にも自分自身のスローとかスローに刺激を受けた事を語ってもらいました。暗い部屋の良い雰囲気に押されてか、けっこういろいろな人が話をしてくれました。

 「布ナプキンを使っているけれども、環境のためというよりは自分でその方が気持ちが良いと感じるから」とか「星や月を見る時間を大切にしている。船の上は結構忙しかったりするけれども、皆さん星を見る時間を取りましょう。」とか「脱サラして田舎暮らしをしていて、スローに生きることを実践しています。でも、農業だけじゃ食っていくのは結構大変でした。現実として食えない。今は年金も入るから大丈夫。」とか「自転車タクシーのバイトをしている。街中をすごくスローなスピードで移動すると違ったものがたくさん見えてくるんです」といった話が出ました。

 WSFチームの人々からもこのワークショップは雰囲気がとても良くて、話もすごく良かった。ホッとした。といった反応をもらいました。

 お客さんからの反応もおすそ分け

 「みんなで円になって照明暗くして。ゆっくり話をしよう〜という雰囲気が良く出てて良かったです。色んな方のお話を、ゆっくり聞くことができて、色々な「スロー」があるんだということをじかっかんしました。でもまだまだいろいろ話を聞いてみたいです。」

 「今日の夜、星を観ようと思いました。オツキさんの、発想は、とても好きです。与えられた物事と当たり前と思わずに自分に何が出来るかゆっくり考えてみます。」

 「雰囲気に飲まれました。最初座っていたら、足がしびれて大変でしたが、話を聞いているうちにちょっとだけ眠ってしまいました。
真面目に・・・
まだスローということに、完全に乗り切れていない(?)感覚がありますが、でも何か良さげなものがあるのかな、という期待を持ちました。スローをスローにやってみようかと思っています。」

などなど。
 船の上での異空間と異時間、それぞれの人に持って帰ってもらえたのかな、と思っています。

船からの美しい景色

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