エクアドルは南米赤道直下にある日本の約3分の2、人口約10分の1の小国です。
6000 メートルを超えるアンデスの山とそれを取り囲む山麓の雲霧林から、東部アマゾン源流地帯の熱帯雨林や西部海岸地帯のマングローブ林まで、様々な生態系がモザイクのようにこの国をつくっています。
しかし、この地上の「楽園」エクアドルは同時に、近年世界でもっとも急激な森林破壊に見舞われている国でもあります。すでに9割以上の原生林が 失われたとも言われています。
そんなエクアドルで今、その豊かな文化や生物多様性を損なわない、持続可能な地域
発展のあり方を模索する動きがあちこちに生まれ、ひとつの大きな流れになろうとしてい
ます。

ナマケモノ=森ーナマケモノ運動の3つの柱
*ナマケモノの棲む森を守る(環境運動)
→生態系を守り、そこに住む人の暮らしを支える
*環境共生型のライフスタイルの提案(文化運動)
→省エネ、低速、循環型の暮らし
*フェアトレードによる地域支援(エコビジネス)
→有機無農薬コーヒーなど持続可能な産業の支援
ナマケモノ倶楽部が、それぞれの「森」で紡いでいる物語があります。
さあ、森を訪ねてみましょう。
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