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「いのち」を大切にするフェアトレード

コーヒーの収穫をする農民(撮影:エクアドル駐在員・和田彩子)

「フェアトレード」という概念は1960年代からヨーロッパを中心に広まった考え方です。
「公正貿易」「草の根貿易」「オルタナティブトレード」「民衆交易」とも呼ばれています。

資本主義の成長によって、私たちは世界中の食べものを一年中、安い価格で手に入れることができるようになりました。みなさんは「なんでこのバナナはこんなに安いのかな?」「地球の反対側からくるのになんで日持ちするのだろう?」というような疑問を抱いたことはありませんか?あるいは「このコーヒーは誰が作ったのかな?」「どんな風に作られてるのかな?」とスーパーに並ぶ商品たちのストーリーを考えてみたことがありますか?

資本主義がもたらした「グローバリーぜーション」は、富=権力をもつ企業が「大量生産・大量消費」を「効率よく」すすめるために、生産者との「アンフェア」な状態を作り出してしまったように思います。

フェアトレードは、そのアンフェアな世界に対して、商品価格、労働賃金、生産プロセスにおいて、生産者と消費者が、直接、対等な立場での対話を通し、築かれる貿易プロセスのことをさします。フェアトレードを通じた民間による地域の生活向上支援は、「南北問題」を解決するひとつの選択肢として注目されています。

ナマケモノ倶楽部NGOですので、大規模な国際協力や地域支援はできませんが、自分たちのできる範囲で、継続的に、信頼できる関係を築いています。ナマケモノ倶楽部から生まれたナマクラ関連企業と一緒に「フェアトレード」というコトバを使わなくても、「安心」で「ワクワク」して「いのちを大切にする」ような社会になるよう、取り組んでいます。