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サリナス

自立発展のモデル村、サリナス

ボリバル県ワランダ郡。首都キトから南へ6時間ほどのところに位置します。このアンデス山脈回廊を通り、チンボラソという高い山の近にあります。このサリナスはひとつの教区で、標高700m〜4000mに点在する28のコミュニティーがあり、住民は1万人ほどです。

現在サリナスは、「自立発展のモデル村」として世界中から注目され、毎年のようにボランティアや研究者が訪れています。

サリナスは21年前までいわゆる「過疎の村」でした。都市部への出稼ぎによる人口の激しい流出は、ラテン・アメリカ社会に顕著な農村と都市の二重構造です。そこに現地の有機農産物を生かしてできる産業で住民自信が参加し息を吹き込みました。もともとイタリアから来ていた神父、パドレ・アントニオ・ポロさんが、サリナスの状況を憂えて、ヨーロッパの技術を駆使して、サリナスの経済発展を促そうとしたことから始まりました。

今では原料供給だけでなく、製品化までの全行程がサリナスで行なわれています。その意味で、エクアドルにおける過疎化の村のモデルと言えるのです。そしてフェアトレードを通して、地域振興のモデルつくりをさらに推進しています。売上は教育などに使われ、住民の生活の質の向上を高め、過疎化を防ぐ取り組みを行っています。サリナスの発展のため、住民に対して、貸付、投資なども行っています。

「サリネリート(サリナスっ子の意)」のブランド名でチーズ、サラミ、トゥロン(蜂蜜と卵白を使ったお菓子)、チョコレート、乾燥キノコ、羊毛製品(セーター、マフラー、手袋)などで、国内外で販売しています。
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