ナマケモノ・コーヒー
農薬の使用や焼き畑をせず、コーヒー樹をバナナなどの日陰樹と一緒に栽培しています。開墾した畑より自然の状態に近いため手間がかかりますが、自給自足的に野菜や果物を収穫でき、比較的安定した経営を続けることが可能です。土の中にはミミズやバクテリア、地上にはクモなどの益虫が増え、森はもとの豊かさをとりもどしていきます。
ナマケモノ倶楽部ではインタグのコーヒー生産者協会AACRIとフェアトレードを行ってきましたが2000年7月には千葉県松戸市に、20代のナマケモノ会員が中心となって、有機コーヒーの自家焙煎会社(有)スローが設立されました。毎日インタグの人々の思いをつなぐナマケモノコーヒーの豆を煎っています。
小学校教員でインタグのリーダーでもあるセシリアさんがメッセージを寄せてくれました。
「私たち女性と母親、そしてインタグの皆の感動を伝えたい。初めてインタグで収穫したコーヒーが日本まで届くことを知った感動です。私たちへの支援に対して感謝します。神様が見守ってくれるでしょう」
豊かな森の育んだ美味しいコーヒーが森やそこに住む人々の新しい生き方を支えています。 |