太陽の光と温度と水に恵まれた熱帯雨林。うっそうと繁る木々は昼でも薄暗い森を作り、種の多様性という言葉で表現されるものすごい数の命を抱え込んでいます。なかでもアマゾンは「地球の肺」とも形容され、わたしたちが生きていく為に不可欠な酸素の多くをつくりだしています。全アマゾンのうちエクアドルの領土はわずか1.9%ですが、それは源流地域として大変重要な部分です。
アマゾンでのエコツーリズム
1994年現地の4つのNGOが協力してナポ川流域のパニャコチャに5万9千haの保護区をつくりました。現在、ここでアマゾンの豊かな自然と先住民族の文化を背景としたエコツーリズムが行われています。観光産業は先住民に現金収入をもたらし、石油産業や森林伐採に依存する生活スタイルからの脱却を可能にすると期待されています。また、観光客への環境教育に加えて、先住民の文化再生への気運を高めるという効果を生んでいます。
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