ここで、扱うことにした商品は、
* UNORCAC(コタカチの農民と先住民の組織連合)の木苺のワイン、ジャム(ツリー・トマト、うり、かぼちゃ、苺、木苺、パッションフルーツなど)、唐辛子(乾燥、ペースト、酢漬け)、ウヴィージャというほおずきに似た実を乾燥させたもの、ハチミツ
* AACRI(インタグコーヒー生産者組合)のコーヒー
* ロサルというコミュニティーの女性たちがつくる石鹸とシャンプー(これは私たちのアイディアで量り売りをしています。)
* グルーポ・デ・ムヘーレス・イ・メディオアンビエンテ(女性と環境のグループ)のカブヤ(サイザル麻の製品)
* サリナスという場所のチョコレート
* マンドゥリアコスという場所のヘチマ商品
これらの商品を彼らの写真や背景などと一緒に販売しています。
またカフェメニューは、キッチンがないので、すごく簡素ですが、
* インタグ・コーヒー
* フルーツ100%ジュース (庭に生えているものか、有機栽培のものを使っています)
* 庭で取れるハーブのお茶
* スタッフが作るケーキ
* ミシュキ・ヤク&トルティージャ(ミシュキ・ヤクは先住民キチュア族のことばで、「甘い(おいしい)水」。
これは甘いハーブティーを指します。ここで言うトルティージャは、とうもろこしの粉で作るお焼きのようなもの)です。簡単だけど、心こめてます。
そして3月20日春分の日、私たちのコタカチ・エコロジー・センター(スペイン語でセントロ・エコロヒコ・デ・コタカチ、略してCEC)のオープニングを迎えることができました。その前に、ナマケモノ倶楽部のスロー・ツアー参加者の方々が、オープン前から来てくださっていて、オープニング・セレモニーは、2回目という感じでしたが、ルイスはキチュア民族の正装をし、私たちはギャルソン・エプロンを身につけ、お客様を迎えました。この日、SISAYでおなじみの、ルイス・タビくんが、
家族を連れて、演奏しにきてくれました。ただ、この日は、キチュアの文化では、新年にあたり、イベントがたくさんあったということで、見事にお客さんをそっちに取られてしまいましたが、私個人としては誰よりも来てほしかったインタグの環境活動家の先駆的存在である、カルロス・ソリージャさんが来てくださいました。その他にも、友人たちやスタッフの家族が集まってくれて、私にはそれだけで十分でした。(あ、そうそう、SANEの杉田優子さんが、オープニングの前日にいらしてくださいました。
その夜は、キャンドルナイトを行いました。前回と同様、キャンドルを集まってくださったみなさんにお渡しして、一人ずつ自己紹介&小さな炎のリレーを。後は、エクアドルですから、踊りです。ハヤリの音楽から、伝統的民族音楽まで、踊り倒しました。ルイス・タビにサルサを教わりましたが、私は、へたくそで、全然彼についていけませんでした。
今、CECカフェは、そこそこで、友人・知人がふらりとやってきて、コーヒーを飲んだり、何か買ってくれることもありますが、基本的にはまだまだ走りだしたばかりで、売り上げは芳しくありません。もっと宣伝をやって、広げていかないとスタッフへの交通費もままなりませんが、でもアンニャがエクアドルに帰ってきて、庭も、パーマカルチャー・ガーデンとして開放できるようにしようと
取り組むことになりました。また青年会では、リサイクル・ペーパーに取り組むことになっていて、そのワークショップに、CECを使っていただけることになりました。
基本的にはボランティアによって運営されているので、スタッフは変われども、こうやって少しずつ少しずつ、コタカチに浸透していけばいいと思います。またここでやりたいことはたくさんあります。
でも何より私にとって大きかったのは、この再オープンを通して、私たちは、お互いの絆というか、深い関係を築くことができたことです。今まではどうしても私自身、地元団体のカウンターパート、仲間というよりも、対する相手だったのが、これを通して地元の人たちと何かを創り上げられたという実感です。今は、キチュア文化にはまっていまして、キチュア語をがんばっておぼえています。
さらにドリットや、アンデス青年会の男の子たちは、ナマケモノ倶楽部の国際会員になってくれました。またそれぞれコタカチ環境保全郡の理解を深めることができたと思うし、またそれに寄与することができたのではないかと思っています。
どうぞ、みなさん、エクアドルにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。またボランティアも募集しています。海外ボランティアやってみたい!という方はどうぞお問い合わせください。
では、長くなりましたが、この辺で!カヤ・カマ(キチュア語で「またね」の意)!
ワダアヤ |