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オーガニックコーヒーデイ@コタカチ

地元コタカチで有機コーヒーの大切さをアピール!


コタカチのバスターミナル でコーヒー試飲をすすめるCECスタッフたち。

みなさんへ

こんにちは。エクアドル派遣員のワダアヤです。お元気ですか?

 ここコタカチ・エコロジー・センター(CEC)は、常に世界中からボランティアを受け入れています。最近、オランダからのボランティアが帰国しましたが、新しく3人のボランティアが到着しました。一人は、オーストラリアの学生さん、スコット、それから、アメリカからのカップル、ジャッキー&リッチです。あまりスペイン語ができないので、早速CEC専属スペイン語教師にスペイン語を特訓
してもらっています。彼らは、「持続可能なライフスタイル」実践を求めている人たちで、今まで私たちも取り組んでいましたが、よりいっそう、エコロジカルに生きる方法にチャレンジしたいと、CECで、

* コンポスト・トイレの制作
* リサイクルの促進 (分別をより細かくし、リサイクルできる場を探す)
* パーマカルチャーの実践
* ヴェジタブル・ディーゼル・フュールの推進 (コタカチのバスの排気ガスはヒドイ!)
* ソーラーエネルギー開発
* ナマケモノ倶楽部の実験的農園であるエル・ミラグロでの石の家制作
* 第三回コタカチ・オルタナティブ・エキスポ開催
などなどやる気満々です。最近少しダレ気味だったCECがまた活気付いてきました!

 昨日、地元のNGO、UNORCAC(ウノルカック、コタカチの先住民と農民の組織)のところに、CECメンバーと一緒に行き、CECのガーデンで植えるのにどんな種がいいか教えてもらいに行きました。ここは標高が高いし、雨季と乾季がけっこうきっぱり分かれているので、新しいボランティアたちにとって、それぞれの出身地とは勝手が違うからです。UNORCACの実験農場に連れてってもらい、地元の作物をいろいろ教えてもらいました。トマテ・デ・アルボル(ツリー・トマト)、タクソ(パッションフルーツの一種)、さまざまな種類のとうがらし、これまたさまざまな種類のキャベツ、キヌア、アマランサス、ヒカマ(一種の根菜)などの種などをもらってきました。いろいろ植えるのが楽しみです。

 そのメンバーと、今日、22日の有機コーヒー・フェアトレード・デーに、CECでは、プレスリリース文を発表&コーヒー無料サービスをすることにしました。 まずここの地方紙やコタカチ自治体のホームページにプレスリリース文を流しました。(スペイン語でに訳するのは大変でした。地元の人に直してもらいましたが。)数日前に送りましたが、新聞には出ているか見ていないのでわかりませんが…。

 コタカチのバスターミナルに私、コタカチアンデス青年会のルイス、そしてスコットと、CECのTシャツを着て、手作りポスターと、エクアドル人用にお砂糖(パネラと呼ばれる無精製の砂糖)をたっぷり入れたコーヒーを携え、のりこみました。コタカチのバスターミナルには、珍しそうに人々が眺めています。「無料」と言っても、飲んでいいのやら、悪いのやらとこわごわといった感じ。

しかしたまたま友人が通りかかり、何をやってるの、と声をかけてくれて、コーヒーを飲んでくれてから、みなさん、関を切ったように、コーヒーの試飲にきてくれました。自分の出身地がインタグという人もいましたが、驚いたことにコーヒーを生産していることを知らない人もいました。売るつもりがあって、コーヒーの粉を持って行ったわけではなかったのですが、買ってくれた人もいました。ただバスに乗っていく人たちに配ったので、真剣に話を聞いてくれる人は少なかったものの、50杯くらい配ったうち、10人くらいかしら?には、インタグのコーヒーは有機栽培であること、農薬を使わず、また森林を伐採せずに育てたものであること、森林保護を支援していること、フェアトレードであること、そして鉱山開発に対するオルタナティブであることなどを話すことができたと思います。またCECでも、大きなポスターを貼り、コーヒーを無料でオファーしていましたが、ここではまぁ、まぁまぁでした。
 

ワダアヤでした。

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