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インタグ医療支援基金
インタグ医療支援プロジェクト経過報告 2004/10/23
【現在の募金金額】  

58名の方に、米ドル4,770ドル+日本円187,200円の寄付をいただいています。


【基金の遣い道について】

コタカチ(インタグ地方を有する郡)公立病院、デコイン(インタグの環境保護団体)、ナマケモノ倶楽部間の話し合いにより、

・ 常駐看護婦給料、$300/月×12ヶ月=$3,600
・ 派遣医師の交通費と食費、$100/月×12ヶ月=$1,200
・ マンドゥリアコス(最初に医療サービス問題が起こった場所)の
 常駐看護婦給料補助、$50/月×12ヶ月=$600

※マンデゥリアコスにはスペインのAyuda en AccionというNGOが資金援助を行っていたが、その援助がストップしてしまったため。

合計$5,400分の使途が決定。


【現状】

検診を受けた患者数: 2004年8〜9月で50名
 1〜5歳の子ども: 急性気管支感染、下痢性感染、栄養失調
 5〜8歳の子ども: 腸寄生虫、喘息
 35〜40歳の大人: 急性細菌性胃腸炎、癲癇、リウマチ、扁桃腺炎、胃炎、皮膚炎、
              腹部の外傷
75〜80歳の大人: 高血圧症、静脈瘤、複数の外傷
             (医者が訪問できた家のお年寄りに見られた症状として)

8月と9月の末に、医師団がフニン、チャルワヤク・アルト、チャルワヤク・バホを訪問し、こどもと妊婦さんたちの予防接種を行いました。

私たちは、約束したように、月$300を常駐看護婦さんに、そして$100をアプエラに滞在している医師の交通費に使っています。そして毎月の医師の訪問は、きちんと行われています。

看護婦さんによって行われている病気の予防などの業務に対して、コミュニティーの人々は大変満足しています。そしてコミュニティーの人々にとって、大きな支援であると感じています。

これらの情報が、寄付してくださった方々を満足させ、そしてインタグの人々のための命のための提案にさらなる協力をしてくださることを願っています。

2004年10月7日
DECOIN会長
シルビア・キルンバンゴ


〈常駐看護婦〉アプエラに住むロサ・アレヴァロさんの派遣が決定。
          月に22日間チャルワヤコ・バホに滞在。
〈派遣医師〉ガルシ
ア・モレノ常駐のDr.ウィルソンさん、アプエラ常駐のDr.ホセ・ミゲルさん。

チャルワヤク・バホ(インタグ地方の一地域。鉱山開発問題のあるフニン村のすぐ隣)に、2004年2月より、月に2、3日医師が派遣されている。 最近では、鉱山開発側に雇われた医師は姿を見せていない。(2004年6月時点の情報)


【時点での課題】2004/6/11

●伝達方法の確立。(住民への情報伝達がうまくいっておらず、医師派遣時の機会を逃す住民が多い)
●「病気を治す」ことより「病気にならない」ための教育の欠如。
対応策:派遣医師であるDr.ホセ・ミゲルさんは予防・代替医療のエキスパートで、農村部において病気になる人を減らすためにキューバから派遣されてきました。ミゲルさんを中心に(2007年まで滞在予定)、伝統医療や代替医療のワークショップなど視野に入れて、今後の医療体制を企画立案し、実行していきます。
●定期的(月一度)に経過を関係者に報告する。DECOIN会長のシルビア・キルンバンゴさんが担当。

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