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インタグ医療支援基金
インタグ医療支援基金」の経過報告 
2005/06/30 DECOIN会長 シルビア・キルンバンコからのEメール

2004年8月活動報告

・8月に罹病した患者及び健康診断をした患者者数は合計50名。
・1〜5歳の赤ちゃんは呼吸感染、激しい下痢、栄養不良の症状がみられた。
・5〜8歳の子供たちには腸と喘息の危機がみられた。
・35〜40歳の患者にはバクテリアによる胃腸炎、癲癇、リュウマチ、扁桃腺、気管支炎、胃炎、皮膚炎、腹部の外傷がみられた。
・75〜80歳の患者には静脈瘤による高血圧、複合性外傷による高血圧の2つがみられた。

・更に8月20,21,22日にも医師団がフニン、チャルグアヤコ・アルト、チャルグアヤコ・バホの全ての子供、妊婦に予防接種を投与した。

・コミュニティーの人々は子供への予防接種や妊娠をコントロールすることができることが容易となり感謝している。

2004年9月、10月報告

・この2ヶ月の間に次の年代を含む76名の患者を治療した。
・10〜14歳の子供たちには月経困難がみられた。
・ 20〜35歳の患者には尿管の病気、胃痛がみられた。
・ 36〜49歳の患者には、関節痛、寄生虫、菌類、無月経、労働中のマチェテなどによる切り傷がみられた。
・ 50歳以上の患者には、偏頭痛、寄生虫がみられた。
・ 10月11,12,13,14日にも医師団は歯のキャンペーンとともにフニン、チャルグアヤコ・アルト、チャルグアヤコ・バホを訪れ、5歳以下の子供とDTの子供に予防接種を投与した。

2004年11月報告

・この月は皮膚炎、欠乏症、耳炎、寄生虫、呼吸感染、口唇ヘルペス、胃炎、胃潰瘍、胃痛、貧血がみられる40名の患者に対応した。
・ これらの症状のために予防治療、家族計画、耳洗浄、注射を行った。

2004年12月、2005年1月報告

・12月のこの期間は42名、1月には52名の患者に対応した。
・ 1月には5歳以下の子供へビタミン投薬キャンペーンを実施した。
・ 5歳以下の子供には呼吸感染、下痢、栄養不良、寄生虫、結膜炎、皮膚炎がみられた。
・あらゆる治療、処置から呼吸感染は明らかであり、コミュニティーでは絶え間なく下痢が続いている。
・5〜9歳の子供たちの間ではシラミ寄生症、寄生虫、呼吸感染がみられる。
・25歳以上の患者には呼吸感染、高血圧、胃炎、肝臓痛、EDAがみられる。
・その他、各家庭を訪ね、健康な子供を産むため、妊娠や家族計画のための注意を行った。

2005年2月報告

・この月にはフニン、チャルグアヤク・アルト、バホ、アルメニア、セロ・ペラード、バルセロナ、チョンタル・アルト、バホを医師団が訪れた。
・このキャンペーンでは歯に対する取り組みに力を入れた。
・また各家庭を訪れ、子供への予防接種、家族計画、寄生虫や下痢、呼吸感染他の病気に対する注意を行った。

2005年3月報告

・毎月患者の数は増加し、チャルグアヤコ・バホの治療所に60人の大人の患者、35人の子供、そしておよそ10人の男女を含む若者が訪れた。
・ フニン、チャルグアヤコ・アルト、バホ、アルメニアのいくつかの小学校でビタミンAを投与するキャンペーンを行った。また、健康な子供を産むため、妊娠や家族計画のための注意を行った。

2005年4月、5月報告

・4月にはおよそ51人、5月にはおよそ70人の患者に対応した。
・ 前月までと似たような症状をみせていた。
・ 人々は看護婦さんの雇用契約がもうすぐ終了することを不安に思い雇用契約を延ばすことができないか心配していた。
・ また診療所の建設が村長の解任により、FISE(エクアドルの団結と出資基金)を正しく運用するにふさわしい人物を選出しなくてはならないという問題が生じ、着手が遅れた。
・ コミュニティーは適切な土地を買い建設に着手し進めることを約束している。
・ 最後に、コミュニティーの心配事として彼らはこの診療所を閉めたくないと思っているが、鉱山会社のアセンダント社が鉱山開発に賛成の決断をするのであれば運営を交代すると申し入れをしてきている。
・ 毎月$300出費があり、$100はアプエラ保健センターから医師団が来るために使われる。

シルビア・キルンバンコ
デコイン会長

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