エクアドル鉱山開発問題
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フニン村の代表者たち、「鉱山開発にNO!」の意思を伝える カルロス・ソリージャ

フニンの代表者たちは、5月27日、キトの人権保護団体(People’s Defender)に、アセンダント・エクスプロレーション(Ascendant Exploration)という鉱山開発会社に対して公式に抗議すると表明した。そして彼らの代理人となる法人団体に連絡取ることで、汎アメリカ人権委員会にこのケースを表明するための最初のしっかりした一歩を踏み出した。

翌日、フニンの代表者たち、DECOIN、そしてコタカチ郡自治体は、エネルギーと鉱山開発省大臣と、アセンダント・エクスプロレーションによってフニンで引き起こされた問題とその解決策を話し合うために会合をもった。このミーティングにおけるひとつの結果として、大臣は、この鉱山開発会社に、コミュニティーと自治体との話し合いを行うまで、すべての開発行動の停止を持ちかけることを約束した。しかしながら、先週の土曜日の6月5日に私たちがコミュニティーの代表者から聞いたように、准将と会社の経営者、ジョン・ボラーニョスを含むこの会社の役員たちはその前日にコミュニティーにやってきたのだ。次のミーティングは、6月17日、コタカチで行われる。

コミュニティーの代表者たちは、鉱山開発会社は、コミュニティー内部の分裂のために人々を買収しようとしていること、そしてそれにあたって、通常の収入の4、5倍の金額を提供していることを私たちに話してくれた。あからさまな、あるいは不明瞭な殺人脅迫によって、未だ人々は脅かされている。そして私たちは、フニンに近いチャルワヤク・バホで、おそらく本部を建てるのであると思われるが、鉱山開発会社に土地購入を持ちかけられた、住民もいるという話も聞いた。
それと同時に、DECOINを中傷するキャンペーンも繰り広げられており、それを率いるリーダーたちは、未だに強い力を持っている。

アセンダントは他のふたつの場所と隣接している5000ヘクタール(ワダアヤ注:この場所はフニン、チャルワヤク・バホ、チャルワヤク・アルト、サン・エドムンドなどのコミュニティーの人々が住んでおり、小学校もたくさんある)の採掘権を得ようと、今現在手続き中であるということもわかった。そしてこの場所は、以前は鉱山開発の影響を受けなかった場所も含まれる。

余談:私の電話はしばしばつながらなくなる。あるときは、私が住んでいる地域の人々にはまったくの問題がなかったのに、私のところだけはまったくつながらなかったのだ。(ちなみに私はこのメールをおくるためにオタバロまで来ている(ワダアヤ注:カルロスが住んでいるサンタ・ロサから徒歩40分+車3時間)。
DECOINの会長のシルビア・キルンバンゴにも同じような問題が起こっており、彼女の隣人たちにはまったく問題はなかったのに、彼女のところだけつながらなかったということがあった。私たちは電話を盗聴されているのではないかと思っている。また手紙も開封された後がある。

今のところ、フニンというコミュニティーと彼らの汎アメリカ人権委員会のケースと、鉱山開発会社に対峙するために新しく設立されたコミュニティー発展評議会による草の根の取り組みの資金援助をしているのはDECOINだけだ。彼らはあなた方のサポートを必要としている。

DECOINは、この両方のイニシアティブの活動を長い間支え続けることはできない。もしあなたが支援したいと思うのであれば、ぜひ連絡をいただきたい。

ありがとう。

カルロス・ソリージャ
DECOIN

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