ナマケモノ倶楽部のメンバーへ
みなさんも知っているように私たちは、鉱山開発はみんなが求めていることだと主張し、地域住民を買収しようとしている、フニンの新しい鉱山開発会社(アセンダント・エクスプロレーション)に対峙している。彼らは、「人々」に投資しているといい、買収を正当化し、給料の高い仕事、病院、車道建設、はたまた有機農園の建設などを提供している。しかし、あなた方もこの中身は知っているだろう。インタグの住民(しかも私たちが個人的に知っている2名も含まれる)を買収して、DECOINをスパイし、嘘の情報(私たちが月に3000ドル稼いでいて、私たちがコミュニティー保護区の所有権を握り、さらにコミュニティーを利用して金持ちになっているなどなどなど)を流している。
そういった流れに対してフニンの住民の抵抗はまだ強い。しかし、虚偽の情報やお金の流入によって、一部の人、特に他のコミュニティーは賛成派に転向してしまっている。
今までもそうであったように、これらの企業に立ち向かうために資金援助をしている団体は私たちだけである。私たちは他の多くのこととともに、恒常的にフニン村や周辺コミュニティーの人たちが弁護士やコタカチ郡知事に会いに行くための、コタカチ、キト、アプエラ(ワダアヤ注:インタグにおける比較的大きな町。DECOINのオフィスなどがある)への交通費をまかなう。たとえば、今度の木曜日、私たちはエネルギーと鉱山開発省、鉱山開発会社、そしてコタカチ郡自治体、キトの弁護士、DECOIN、さらに8つの他のNGO、そしてフニンや周辺コミュニティーの15名の代表者の会合がコタカチで行われる。DECOINはコタカチでのミーティングに参加する人々の交通費、食費、そして宿泊費を支払っている唯一の団体である。
ロビーイング活動以外において私たちは以下のことに緊急に資金を必要としています:
I. 環境教育キャンペーン:
主な目的は鉱山開発によるダメージ、またDECOINに対する虚偽の情報を知ること。(何故かわからないが、彼らは私たちを恐れている。私たちが彼らを汚す唯一の団体だからか。)
鉱山開発会社が自分たちを利用しようとしているとき、コミュニティーの人々が自分たちの権利を知り、事実と虚偽の区別ができるようになるということは非常に重要で急を要する。たとえば、企業の役員たちがコミュニティーに入り込むのに許可はいらないということ。−これはまったくの嘘である。さらに彼らは、採掘のみに環境に対する影響調査が必要であると主張するが、これも嘘である。採掘調査にも必要だ。コミュニティーへのよい環境教育は、彼らがいかなる嘘をついているかを示すために必要なのである。
必要経費:交通費(一度につき$100)、給料(2名×1日$25)、食費、宿泊費、参加者への飲み物。だいたいひとつのワークショップを行うのに、$300かかる。1ヶ月に2度なので、月$600かかる。これには、パンフレット、鉱山開発法の資料などの作成やコピーも含まれる。私たちは次の3ヶ月に必要な金額を、また他の資金源から得る準備をする時間、(ワダアヤ注:つまり3ヶ月持ちこたえられれば次を探す準備ができるので)を必要としている。
II. 地域発展評議会への支援:
このフニンで生まれたいくつかのコミュニティーの代表者が構成する草の根団体は、鉱山開発プロジェクトに影響され、多くの地元団体の支援を受けている。主な目的のひとつに、鉱山開発反対運動の先導をすることが挙げられる。彼らの取り組みのほとんどは、参加と調整にある。4人のうちの3人の役員は、フニン出身で、コミュニティーのエコツーリズムのプロジェクトに携わっている。彼らは、周辺コミュニティーまで鉱山開発反対運動がいきわたるよう、そして情報がいきわたるよう、取り組むための支援を求めている。
また彼らは、地元コミュニティーの発展プランに取り組むための支援を探している。彼らは他団体のみによる鉱山開発反対運動を望んでいない。彼らは自分たちのコミュニティーのための生産的なプロジェクトを支援したいと願っている。
このサポートは必須である。地元のコミュニティー団体が草の根レベルでこの闘いを引っ張っていくことは非常に重要である。現在彼らにとって最も重要な取り組みは、他のコミュニティーに自分たちの組織(5月15日に設立)のこと、鉱山開発の脅威、そしてより多くの支援の必要性を知ってもらうことにある。
必要経費:金額の如何に関わらず、それは助けになる。しかし最低月$600は経費として必要になる。(交通費、通信費、月に一度のコミュニティーミーティング)月$1000は、組織強化に役に立ち、コミュニティーのための生産的なオルタナティブの提案書つくりの取り組みを可能にする。DECOINは、いくつかのイベントを支援するつもりだが、経費を削って、自分たちにできる範囲で取り組む。(今のところ私たちが経費をまかなっている。)
III. 法的対処:
DECOINは、ワシントンにある汎アメリカ人権委員会フニンのケースを提示する支援を行っている。これは、言うまでもなく、大きな仕事であるが、今のところまだ資金は必要としていない。というのも、5月15日にその決断がなされたばかりだからである。しかしどんな資金援助も、この法的対処においてものすごく大きな力になる。(今のところ私たちは前の鉱山開発キャンペーんで取っておいた資金を使っているが、それは使うべきでないことに使っている。)私たちはフニンとDECOINの代表者がこのケースを明確にし、提示するために私たちを支援してくれている弁護人に会うためにキトに赴くための交通費、資料作成経費、その他これに取り組むためにかかる費用を必要としている。
ナマケモノ倶楽部が私たちを支援してくれることを願っている。鉱山開発問題以外にも抱えている問題はたくさんある。私たちみんな、今までインタグの持続可能なイニシアティブに投資してきた。コタカチは、エクアドルのすべてのための持続可能なモデルになりうる本当のポテンシャルを秘めている。どうかこの実現に手を貸してくれ。
何か質問があれば知らせてくれ。
ありがとう。
カルロス・ソリージャ
DECOIN
*ナマケモノ倶楽部では、カルロス・ソリージャ氏からの要請にこたえ、地域発展評議会に1500ドルを寄付しました。