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フニン続報:アセンダント社からみた鉱山開発をめぐる勢力図

この写真は、あるボランティアが撮った写真なのだが、これはアセンダント・エクスプロレーションの事務所のホワイトボードに、アセンダント側が、どのようにインタグの状況を見ているかが書いてある…。

このボードの右側に、アセンダントの同盟者たちが名を連ねている。下から政府、上にいくに連れて、CODEGEMやT.P.I.も出てくる。左上には、明らかにアセンダントの「敵」が書いてある。それらには、フニン、アウキ(コタカチ郡知事)、世論、そしてDECOINが含まれている。

同盟: CODEGAM というのは、アセンダントがつくったニセモノのコミュニティー発展団体で、汚職により追放された元国会議員ロナルド・アンドラーデによって運営されている。T.P.IとはTodos Por Intag(インタグのためにみんなで)の略で、アウキ・ティトゥアニャ氏に熱烈に反対している政党であり、アウキの政党に対してかなり汚いキャンペーンを展開してきた。堂々と鉱山開発会社
に協力し、DECOINに攻撃的なまでに、反対している者たちの名前も出ている。私たちは、T.P.I.が反対派をつぶすために、資金を受け取っているのではないかとふんでいる。


CODEGAMのアンドラーデは、アセンダントに協力している退役軍人ヴィジャシスと一緒に最近コミュニティーというコミュニティーを渡り歩いており、頻繁に会合を持ち、コミュニティーにありとあらゆるプロジェクトを提供し、ついでにアウキの悪口を言いふらしている。彼は、地元の有力者たちの無能さをあげ、に新しい郡をつくると言っている。彼は鉱山開発賛成派であると公言している。

アンドラーデは、DECOINをつぶす、あるいはせめて効力をなくすように努めてきた。彼は、DECOINのメンバーは、環境保全活動を通して、大金を手にし、その金を全部懐にしまいこんでいると言う。そして私が以前報告したように、私自身が一番この汚いキャンペーンの標的となっている。私が大金を設けていると、違う方法で何度も何度も公の場で言っている。もう吐き気がする。この男こそ、汚職で儲け、私たちの県に、エクアドルの北部に大きな家や農園をいくつも持っているじゃないか!彼の名前は、麻薬の密輸にもつながっているという。なんていうやつだ!


彼が、あの会社の裏を担っていることは間違いないだろう。ちなみに言い忘れていたが、アンドラーデは、武装したボディーガードなしではどこにも行かない。時には、6人ものボディーガードを連れて歩いているときもある。一部の人々は、そのボディーガードに恐れをなして、彼にたてつかないようにしている。

プロジェクトにより悪影響を受けているコミュニティーの代表者たちは、実際のところプロジェクトがどのようにコミュニティーに影響を与えているか、毎日毎日どんなストレスや圧力を加えられているか、いかに間違った情報が伝えられているか(たとえば、もうすでにフニン村では採掘が行われている)などを伝えるために、いくつかのコミュニティーの一軒一軒をあたっている。DECOINはこの支援を行っている。

フニンでは、その間、以前三菱の宿泊施設があったところにシェルターを作った。そこは、鉱山開発会社に一番狙われやすいところだった。数人が、交代で継続して滞在し、誰かが不法侵入しないように監視する。

また噂が広がっているのだが、アセンダントを守るために、軍隊が入ってくるというのだ。そうすれば、採掘活動ができると。そしてフニン村は、受け入れ態勢を完成させたという。
それと同時に、人権委員会から派遣された人たちが、どのようにして人権侵害(殺人脅迫を含む)が行われているか、来週にも来る予定である。


国際的には、Friends of EarthやMiningwatch Canada といろいろつめはじめている。トロントの株式市場から、アセンダントの銅の会社を追放するために取り組んでいる。もし彼らがこの株式市場で、株を売ることができたら、彼らはもっとこの汚いプロジェクトを進める資金を得るということになってしまうからだ。

DECOINは、もっともっと鉱山開発に立ち向かうために、この地域の人々や世界の人々の意識を高めていかないといけないと考えている。


カルロス・ソリージャ
DECOIN

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