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鉱山問題、プロジェクト関連(横山理絵)

先日の6月18日、コミュニティーミーティングが行われました。
目的は、DECOINのシルビア・キルンバンコさんや地域発展評議会の
ポリビオ・ペレスさんを招き、鉱山開発問題の現状をシェアする
というものでした。

というのも、ここ最近村内でアセンダント社の仕事を始めた人や、
土地を売った人たちが相次いだことから、これからどうなるのか
不安に感じていた人が多く、住民からミーティングを要求する声
があったためです。
内容としては、確かに働き始めた人たちが出たけれど、
それはごく一部であって私たちは団結し続けていること。
7月にキトの鉱山開発エネルギー省前でストライキを行うこと。
いろいろな噂が飛ぶがそれはアセンダント社の策略であり
惑わされてはいけない。彼等はもう居なくなるだろうということ。
また今後はもう焼き討ちなどあとあと問題になるようなバカな
ことを繰り返すのはやめようということ。
を分かりやすく説明していました。
こういったミーティングはとても住民にとって大切だなと感じました。
不安に陥ることから、更なる鉱山開発賛成派への移行を招き
かねない現状で、皆一応安心をしていたようです。

また、7月12、13日にキトでのストライキが予定されています。
インタグ住民を運搬するためバスも出るそうですが、
細かいことはまだ決まっていません。


最近の心配ごととしては、チャルワヤコ・アルトに組合ができ、
そこでもキャビンをつくり、ツーリズムを行いたいと
考えていることです。
組合ができたいきさつとしては、人権団体がチョンタル保護区を
確立していて、彼等がチャルワヤコ・アルトを支援して養豚、
養牛を行ったり、また保護区を訪問するツアーのプロジェクトを
考えているようです。
しかしその背景には、いつもフニンにばかり支援が行われる
嫉妬心、またフニンツーリズムグループ内にあるよくない雰囲気
(日給が高くないと仕事をしたくないと言う人がいる)を変えるより
新しく始めた方が手っ取り早いという気持ちが根底にあるように
思われます。(組合のリーダー、理事2人との会話より)

こういったいわば内部分裂を引き起こしかねない状況は、とても
危険だなと思っています。
どのようなプロジェクトをフニンで行っていくか模索している最中
ですが、本当に、こういった状況の中でどう進めていってよいのか
思いあぐねています。

ですが、ポジティブに、少しづつできることをしていきたいと
思っています。

(ナマケモノ倶楽部会員 エクアドル駐在員 横山理絵)

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