|
|
 |
エクアドル情報 |
リオ・ムチャーチョ環境学校からの便り(2008.09.24) |
|
親愛なるみなさんへ
お待ちかねのリオ・ムチャーチョ環境学校の近況をお届けします。
●リオ・ムチャーチョ有機農場
http://www.riomuchacho.com/html/riomuchacho.html
有機農場は長期・短期のボランティアたちでフル稼働。世界各地でボランティア活動を展開する大学生NGO(ISV)も活躍してくれました。ISVメンバーたちは、自然素材や近隣の学校から集めてくれたリサイクル素材で環境学校の校庭を改築し、さらに現在、2つのバスルーム、宿泊棟にソーラーパネルの設置してくれています。新しくインターン生も迎えました。彼女は住み込みで5ヶ月有機農場で働く予定です。
前の作業小屋は、移築して2F建ての6人が生活できるキャビンに変身しました!
直営のフェアトレードショップではTシャツ、エコパペル製品、有機農場でとれた香辛料やソース、手作りのジュエリー、食器などが展示され、大きな成功をおさめています。今では、有機農場とフェアトレードショップ訪問がエコツーリズムの定番コースです。また、毎週土曜日にカヌアで開催しているファーマーズマーケットでも私たちの野菜を買うことができます。
●リオ・ムチャーチョ環境学校
http://www.riomuchacho.com/html/school.html
イス、流し、調理や飲料用の雨水タンクの備わった食堂をつくりました!ここでの給食は毎日保護者が当番で調理をします。野菜はもちろん有機農場から。学校内の菜園で子どもたち自身が育てたものも使います。
エクアドル初の試みとして、地域対抗のスポーツ大会が開催され、子どもたちも参加しました。サン・ヴィセンテで行われた最終試合では2勝をおさめました。
また、すべての生徒に新しいユニフォームを用意しました。制服2組、体操服1組、さらに月曜日と特別な日用の服1組です。今年から4歳の児童も参加しているので、彼らのためにあたらしい教室をつくりました。明るい青と黄色で塗られた部屋には机と小さなイス、黒板とともに視覚教材もおいてあります。
図書館にある157冊の本は貸し出しもはじめました。子どもたちは気に入った本を家に持ち帰り、家族で読むこともできます。
今年、私たちは子どもたちへの教育重点目標を2つ定めました。
1:よき振る舞いに結びつく「人間性」を教える
2:モンテッソーリ法を導入し、特に算数教育に活用する
●リオ・ムチャーチョ支援のお願い
ボランティア、エコツーリズム、パーマカルチャー塾など、過去に何らかの形でリオ・ムチャーチョに関わったみなさん。みなさんがこの場に滞在してくださったことに改めて感謝するとともに、ここでの体験が、現在のみなさんの人生に少しでも役立っていることを願っています。
リオ・ムチャーチョの近況は上でお伝えしたとおりです。添付の写真は、新しい体操着に身を包んだ子どもたちの運動会での様子です。この1年、有機農場もたのしく活動をすることができました。
みなさんには、引き続きリオ・ムチャーチョでの活動に関心をもち、また経済的にも支えていただければ幸いです。
地球に負荷をかけない生活の実践、環境教育による普及啓発、ポジティブなロールモデルを継続していくためには、どうしても資金を確保する必要があります。額の多少は問いません、私たちとともにリオ・ムチャーチョを支えてください。
いつも私たちのことを気にかけてくださってありがとうございます。
心をこめて
ニコラ・ミアーズ&ダリオ・プロアーニョ
【翻訳:馬場直子】
|
上にもどる
|
 |