友人のみなさんへ
あけましておめでとうございます!!エクアドルでは、旧年中のいやなことは全部大晦日に燃やしてしまい、新しい年の幸福と幸運で覆ってしまうのです。みなさんにとって2010年が最高の年になりますように。
さて、リオ・ムチャーチョでの出来事を簡単にご報告します。農園に頻繁にいらしてくださっている方には目新しいことはないかもしれませんが、許してくださいね。
農園はとっても忙しく、ボランティア、フル、あるいはパートタイムでの有機農業を学びにくる学生さん、そして継続して国際学生ボランティア(ISV)の団体さんが来てくれています。ISVグループは、環境学校のモデルや遊び場を、自然素材やリサイクル品で、14もの近隣のコミュニティーの様々な学校で作ってくれました。ドイツからの3名の長期ボランティアさんたちが、兵役の代わりに、農園の手伝いにやってきてくれるという幸運に恵まれました。最初のボランティアはトーマスで、その後、ピーターとベンジャミンがやってきました。だいたいスペイン語を学んで、こちらの文化に慣れるのに数カ月かかり、それからコミュニティーのプロジェクトにかかわれるようになります。ピーターは、学校でスポーツ、音楽(リコーダー)を教えてくれ、そしてこれからはバイーア、サン・ビセンテ、そしてカノアの高校での環境教育に取り組んでくれることになっています。ジョッシュは、同じく長期ボランティアですが、経営とスペイン語の授業の代わりを1年間ここでしています。彼は特に、カノアでの事務所を手伝ってくれています。そして、はいそうです、まだ知らない人がいるかもしれませんが、カノアには、旅行情報、農園へのツアー、それから農園で作られたジャムやソース、そしてフェアトレード商品を提供している事務所があるのです。
バスルーム2つとキャビンにはソーラーパネルが設置され、今年、Solar Energy International が、母屋にももっとたくさんのパネルが設置してくれました。私たちにとって、緊急時に非常に役立ちます。さらに彼らは、農園で一番役立つ機械である、あの有名な自転車くみ上げ機も設置してくれました!電気がないとき、ちょっと運動すれば、水道水のタンクに水をくみ上げることができます。
ブリアナというエコツーリズムのインターンシップの子がやってきました。彼女はこれから4か月の間、農園に住んで、働きます。
木工所は、場所を移動し、今その場所には、2階建てのキャビンができました。6人の人が寝泊まりできます。
フェアトレードショップ、Tシャツ販売、エコパペル製品、農園でできたスパイスやソース、手作りジュエリー、ヘチマカップ・スプーンなどの売れ行きは上々です。農園でできることとして、ショッピングも加わりました。
リオ・ムチャーチョの有機生産品は、カノア、もしくは土曜日の市、あるいは週一の宅配で購入可能です。私たちは新しいバスルーム作りに取り組んでいて、去年ボランティアのトーマスが、母屋の裏側に、川を見渡せる新しい家を作ってくれました。昨年10月、ダリオとニコラは、ナマケモノ倶楽部にリオ・ムチャーチョの学校とバイーア・エコシティの取り組みをシェアするために招待され、日本へ行ってきました。様々な都市や大学、環境団体、有機農業に携わる人々、そしてアースデーのイベントで1万人もの人々の前で、プレゼンテーションをする会議ツアーでした。過去の来てくれた日本人のボランティアもたくさんこのイベントに参加し、サポートし、リオ・ムチャーチョで学んだことをシェアしてくれていました。一人は現在エクアドル大使館で働き、VISA取得のために活躍してくれました。この旅での一番大事なメッセージは、「できることをすること」。そしてよりシンプルに生きること。日本は必要のないテクノロジーに満ちていて、それらはたくさんの原子力発電を必要とするものです。たとえば、便座が温かく、洗って乾かしてくれ、なおかつ音楽がついているハイテクトイレ!!ニコラは戻ってきてから、エコシティーであるバイーアで、変化を生みだす活動、特にビニール袋に関することに取り組み始めました。最初は、ビニール袋をあげることを法律違反とし、市内でなくしていくアイディアも一緒に提供していきたいと考えています。日本への旅から帰ってきてからすぐ、彼らはコスタリカの環境哲学の会議に招待されました。ニコラは11月にフルタイムでコースがあるので行けず、その代わりに農園スタッフのマルコスがダリオと一緒に行ってきました。ダリオは、食事がすべて使い捨て容器で出てきたことに恐怖を覚えました。そこでダリオはハンガーストライキを。翌日は15名の人が、その翌々日には30名の人が参加し、さらにその次の日、ついに食事は再利用可能の容器で出されたそうです…。
リオ・ムチャーチョは、コスタリカのいくつかの大学と提携を結び、農園に学生を受け入れることになりました。
昨年、農園ではアグロ・エコロジーや多様性に興味ある農業に携わる人々のグループをコーディネートしてきました。その中でも重要なプロジェクトは養蜂で、農家の人々は、ハチの群れを捕まえるためにハチの巣を作っているところです。
私たちは今、雨季に備えてスウェイルを作っているところです(パーマカルチャーで推進されている浸透性のある用水路)。スウェイルは、流れる代わりに、水をとどめ、地中に浸透させる役割を果たします。この方法だと、丘の斜面がこれから数年の間十分な湿度を保つわけです。私たちはこれを作ることを楽しみにしており、雨が降りだしたらぜひこれらがどんなふうに機能しているかを見てみたいと思います。
そして学校で…。
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